公開中の頃から気になっていた映画のDVDが出たので、ダンナ様が借りてきた。また3連休だから、その間に見ればいいものを、なぜか夜も更けた深夜になって見出した。いつもお風呂に入ったら即寝てしまうダンナ様には、珍しい光景だった。
深夜に観るのはどうか...!?と言った作品だけど、見始めたから仕方ない。(笑) ストーリーは、いかにも男子がスキそうな感じの戦いもの。男としてこの世に生を受けたならば、最強の戦士にならなければいけないという宿命的な生物、古代スパルタの男達。その王が、大帝国オエルシアからの使者を殺してしまうところから、スパルタ王・レオニダスを筆頭にした300人の戦士達が、100万人もの戦士を持つペルシア軍との戦いが始まる。
ペルシア軍の司・クセルクセスの姿と言うか、顔ったら、何だか「ゲイじゃないの?」って思って、軽く失笑。それでもってクセルクセスが、やたらにムダにデカい!一体、何メートルあるんじゃい!身長って感じ。眉なんか、ものスゴく整えられたカットをしてて、顔中に今で言う、ピアスしちゃって(^^;。その姿に、ウケるメオト。
話題だった戦闘シーンは、結構リアルな印象。剣で敵を刺せば、血が噴き出すし、首を切られれば、『北斗の拳』みたいに立ったままで、首がポトリ...って具合。戦闘シーンを見ていて、ペルシア軍が様々な国からの援軍を連れてきているのだけど、千葉真一が昔やっていた『影の軍団』かよ!ってツッコみたくなるような面を被った忍者みたいなヤツとか、今度は『STAR WARS』かって言いたくなるような、ダースベイダーみたいなヤツとか、スパルタ軍以外のヤツらは、みんな未来から来た人達ですか?って聞きたくなった。
スパルタ軍の戦士達の装いは、あの時代に1番近い格好かと思うんだけど、最も軽装備。鉄で作ったような兜に盾と、そして剣。プロレスパンツ1丁で、相手に刺されたら、一貫の終わり。そんな軽装備なのにも関わらず、ものスゴいのが、戦士が持っている盾。「天が矢で埋まる」と表現された数え切れない程の無数の矢が飛んできて刺さっても、1本足りとも盾を貫通しない強健さ。あの盾は、何で作っているんだろう?って思ってしまった。
観る前は、最後まで飽きずに終えられるかと思ったけど、意外にすんなりと観られた。スパルタ軍は勝ったのか?と言えば、まぁ見て下さいって言っておきますが、記憶に残ったのは、スパルタ軍の隊長の息子が目の前で殺られてしまい、「どれだけ愛していたのか、伝えておきたかった。」というセリフ。戦う為に生まれてきたスパルタの男の、哀しい性を感じた。この
『300』が、どんな作品かとひと言で表せば、スーパーCG劇画の実写版...かなぁ。でも、映画を観てるというよりも、ゲームしてる気分になった。
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