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2005年 05月 02日
2005年 春の茶店巡りの旅
 G.W.に入って、まともなお出掛けをしてきた。友人2人と、茶店をハシゴしてきたのだ。一応コレが、今回の旅の戦利品。友人と茶葉の交換もしたので、こんな膨大な数になってしまった。全部で15種類の茶葉たち。自分で言うのもアレだけど、スゴいよね!2005年  春の茶店巡りの旅_b0032921_1164542.jpg12時半頃に品川駅で待ち合わせをして、最初に向ったのは、春風秋月。品川プリンスまでは分かるものの、新高輪プリンスには実際、行った事は無くて、チョット行くのにあの坂を登っていったのには、正直疲れた。坂の途中に、行列が出来ていたので、何だろうと思っていると、ソコは最近出来た品川第2の水族館だった。入館するのに、待ち時間が90分と書いてある看板が目に入った。「そんなに待ってるの〜?水族館にィ?」と、一瞬思ったのだが、考えてみればアタシも水族館好きだった!横浜・八景島のシーパラダイスが出来た時も、入館するのに多少は待った記憶が...。でも、90分も待った覚えはないなぁ。この暑い日に外で待つのは、結構な持久力が必要とみた。

 何とか無事に、春風秋月に到着。ココのお目当ては、観音王。茶葉の香りを、Andyさんが袋を開けて確かめさせてくれた。その初めて知った観音王の香りに、アタシは一瞬、鳥肌が立った。袋を開けた途端に、何とも言えないくらい、蜜々しくまったりとした香りがしてきたのだ。鼻を近付けると、ソレは増々濃く感じられた。こんなに濃厚で、蜜そのモノのような香りを放つ鉄観音を、生まれて初めて知った。袋をAndyさんが閉じた後も、しばらくその甘い香りは残っていた。蜜ッぽい香りだ味だという鉄観音は、何度か飲んできたけれど、コレほどに強烈なインパクトを持ったモノに出会った事に、感動を覚えた。

 アタシは即購入をして、お店を出たんだけど、一緒に行った友人が、「アレはホントに、スゴいねー!あんなに香りだけで美味しそうな鉄観音は、初めて!」と言い、アタシが「買わなくて良かったの?駅まで戻ってから買いたいとか言っても、もうあの坂をまた登るのはイヤだよー。」と言ったら、「そう?! ヤッパリ?....じゃ、買おうッ!」となって、引き返したのだ。スグ手前の信号から引き返して戻って中に入り、友人が「あのー、私も観音王、ヤッパリ下さい!」と言ったら、店内に試飲していた他のお客さんも一緒になって、全員で大爆笑!「そうですよねー。せっかく来たのに、コレを買って帰らないのは勿体ないですよー。」と。あー、面白かった!コレを買った友人が、早速ウチに帰って飲んだトコロ、「スンゴい美味しい!戻って正解だったよー☆。」とメールで伝えてきた。そうだよねー、でしょ?

 品川駅に戻って、次に向ったのは、赤羽橋の海風號。混んでるかもと思っていたんだけど、到着してみたら、アタシ達以外には誰もいなかった。「昨日は結構、忙しかったみたいですよ。」と話されていた。初めて海風號に来た友人は、アタシが試飲させてもらっている間に、言葉数が少なくなっていて、目の色が変わっていた(笑)。アタシはこの前のセールで購入した茶海とお揃いでオリジナルの茶壷を、手持ちの予算の都合で、お取り置きしてもらった。そしたら割と財布の紐のかたい友人が、自分もお取り置きをしてもらおうと思って持ってきたのが、¥30000の茶壷!ソレも、結構デカいヤツ。「珍しいジャン。こんなに高いのなんて。」友人に言うと、「だってェ、一目惚れなんだもの〜。」と返す。だったら仕方ないか。アタシはココで、梅烏龍井(←懲りずにまた、龍井を購入するアタシ。)と黄金桂を購入。お店を出てから次に向う途中2人で、「海風號には、魔物が住んでるよね〜。」と、笑いながら話していた。来月に、お取り置きしてもらった茶壷を、友人と取りに伺う事にした。

2005年  春の茶店巡りの旅_b0032921_11251955.jpg 次は歩いて麻布十番まで行って、竹里館へ。1Fを覗いて、2Fでお茶する事にした。2Fは満席になっていた。団体のオバさま達とか、若い女性の人などが、楽しそうにお茶を飲み、話をしている。こうやって見てみると、結構幅広く、中国茶は広まっているように思えた。蓋碗でお茶をすすり飲む事に、何の抵抗も持たずに(←無いか、そんなに。)、嗜んでいた。

2005年  春の茶店巡りの旅_b0032921_1137348.jpg アタシが注文したのは、暑かったので東方美人の冷茶とお茶屋さんのパフェ。上に乗っているアイスクリームの色が甘そうに思ってたんだけど、食べてみると意外にもアッサリとした甘さだった。中に凍頂烏龍茶の茶葉が入っていて、その香りがほのかに香る。それに下に入っているフルーツの酸味とゼリーがまた、とても良いバランスだった。

 竹里館を後にして、ホントは六本木ヒルズの英記茶荘に行こうと思っていたんだけど、別の友人の出産祝いを買おうとなって、渋谷に移動する事にした。渋谷に着いたら、雨が降ってきた。帰る時間に近いほうで降ってくれたので、良かったよ。傘持って来なかったしサ。

 出産祝いを買い終えて、最後に向ったのは、華泰茶荘だった。雨に濡れないよう足早に向う。店内に入ると、またココも混雑していた。アタシはまだ今年飲んでいない碧螺春と、その他にまた懲りずに龍井を2種類程購入した。一方、友人はと言うと、前から欲しいと話していた聞香杯三組と白茶龍井を買った。アタシが茶葉を購入している間、友人は2Fで林さんと茶杯の絵柄を選んでいた。持っている蓋碗と、お揃いの絵柄で使う為らしい。この買い物で、今回の茶店巡りの旅は終焉を迎えた。

2005年  春の茶店巡りの旅_b0032921_11565539.jpg アタシもウチに着いて、さて何を飲もうと考えて淹れたのは、海風號の黄金桂。試飲させてもらっていた時に、この名前の然りの色が妙に頭に残っていたからだった。濃い黄色をしていたこの黄金桂が、今日沢山歩いて、飲んだ体にスンナリと入っていきそうな気配もあった。ヘトヘトの体にムチを打って、夜ゴハンを作って食べ、後片付けも済んだ頃合に、この黄金桂を淹れる。

2005年  春の茶店巡りの旅_b0032921_12213411.jpg←写真をクリック! 
 そしてどうだ!この茶水の色。鮮やかで、艶やかで、きらびやかなこと。海風號で試飲させてもらっていた時は、小さめの茶杯に入っていたのだが、ウチで大きめの茶杯に移すと、圧倒される程の印象に変わった。ジンワリと体の中に吸収されていく感じがした。爽やかな柑橘系の香りに、「今日はアタシ、頑張ったわぁ♪。」と、つい言葉がこぼれた。何せ朝起きた時に、ダンナ様に夜ゴハンも作らず食べずに寝たアタシは、一言「ヨメ、クビ!」と言われ、烙印を押されてしまったのだ。あはは...(^^;。ソリャ、当然だわ。

2005年  春の茶店巡りの旅_b0032921_1234406.jpg    茶葉をクリック!→               

海風號から購入   

おうごんけい
黄金桂

50グラム  ¥2000
     


 
2005年  春の茶店巡りの旅_b0032921_12423989.jpg←茶葉をクリック!                       
 青々としている茶葉からは、青臭さはあるけれどソレが嫌味じゃない。甘さもあって、飲んでいくうちにお茶飲んでる感が出てきた。一緒に飲んでいたダンナ様も、「美味しいジャン、コレ。」と言っていた。スゴく花ッぽい香りがする。蜜々しい花の香りじゃなくて、新緑の青葉の香りも混ざったような香りに近い。

 そういう今は、冷茶にしてコレを飲んでいる。冷茶にするとまた、味に変化が出てくる。不思議と香ばしさみたいなのが感じられて、いつもウチにあるような麦茶を飲んでる気がしてきた。飲み干した後に、その風味が喉元から上がってくるのだ。それだけ、体に馴染むという事なのか。

 今回の茶店巡りは、ホントに楽しかった。また来月、海風號にお取り置きしてもらっている茶壷を取りに行く頃、茶店巡りの旅・第2弾を決行する予定!あー、また楽しみだなぁ♪。

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