昨日は中秋の名月だった。思ってたよりも雲は少なく、綺麗に月が見えた。いつも一辺倒な姿を見せている太陽よりも、月は様々な姿を見せてくれる。さっき、買い物から帰ってくる途中に見えた月は、まだ満月に近い形をしていたけど、昨日よりも大きく、オレンジがかった色をしていた。何となく神秘的な佇まいをしていた。
すっかり秋の雰囲気になってきて、夜も更けてくると、シーンとした音のない日常に、虫の音だけが響いてくるようになった。夕べもなかなか寝付けなくて、仕方なくアルコールの力でも借りてみようと思い、ショットグラスにシェリーを入れて飲んでみた。だけど、元々アルコールに強いアタシなので、それぐらいの量では何も変わる事はなく...。しばらくは自然の赴くままにしていた。
そんな風にしているうちに、また夜は更けていき、「おいおい。このままじゃ朝になるぞ。」と焦りが出てきて、ふと思い出したのがコレだった。確か、ティーロワイヤルだっけ?角砂糖にブランデー等のアルコールを含ませ、それに火を付けてアルコールを飛ばし、香りを強くしたら紅茶の中に入れて飲むというモノ。普段はブランデーとかを飲む事はなくて、ウチにも置いてないんだけど、この前百貨店のお酒売場を覗いてて、ミニボトルに入った沢山のアルコールを見ていたら、「ブランデーなら料理にも使えそう。」と思って、つい買ってしまってそのままにしておいたのを思い出したんだ。
「よーし!やってみよう。」と思って、せっかく月も綺麗な夜だしと、選んだ紅茶は
CASTLETON農園 S/F Tippy Clonal Moon Light DJ-207。満月にあやかってのチョイスというのがバレバレという感じ。(笑)
普通にお砂糖を入れて飲むのとはまた違って、ブランデーの甘く芳醇な香りがとても良くて、いい薫りだった。お砂糖の単純な甘みだけでなく、深く優しい。少しのアルコールだけど、飲んでいくうちに体が熱く火照ってきてるのが分かった。
虫の音だけが聞こえる月明かりの下、静寂というイメージがピッタリと当てはまっていた。この時期、チョッピリ気分がいい。
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