新宿御苑に桜を見に行ったら、昨日は年のせいか(笑)疲れて起きれなかった。(←ッて、いつもの事じゃん。)夜になると、風の音なんだか雷の音なんだか分からないような、音が響いていた。
満開になった桜は、この雨と風で、散ってしまったのだろうか。桜の花は、いつも満開の時間が短い。まるで見計らうかのように、風が吹いたり雨が降ったりする。それでも人は、また1年、桜の花が咲くのを待つのである。1年に1度だけ、人を惹き付ける桜は、何て罪深いんだろう。
デジカメを持参し、桜の花々を撮っていて、ふと気付いた。花は勿論好きなんだけど、いつもなぜかアタシは、こんな風な葉の写真を撮っている事が多い。無意識に赴くまま撮っているんだけど、葉の形や色に、異常に心惹かれるものがあるらしい。新緑の頃には、青々とした葉の折り重なる姿を写し、紅葉の頃にはまた、紅く染まった葉を追い求めて撮る。1つ1つの葉の色や形の違いを、愉しみながら撮っているし、それを見る事でまた、不思議と心が安らぐのを感じたりする。随分前に撮った写真を見ても、そういう構図のモノが多い。なぜだろう?自分でも分からない。
一雨毎に何とやらで、春は確実に近づいている。でも、雨が止んだ後で外に出てみたら、うっすらと白く息が映っていた。ほんの少し前の季節を思い出させる。
三宝園から購入
ちょうとっきゅうだいうれいこうざんちゃ(とうへん)
30グラム ¥3000
チョット前に買っていた、冬片のお茶を開けてみた。大禹嶺は好きな高山茶の1つ。美味しいのに出会ってから以来、必ず1つは買い求めるようになった。茶葉は小さく揉捻され、色も淡い碧色をしている。茶葉の碧色を見ていると、ヤッパリ気持ちが和んでくる。封を切った中からも、穏やかな気持ちにさせるような香りが昇ってくる。
その穏やかにさせる香りというのは、ほんの少し青みを帯びたもの。5月頃の風の匂いにも似ている。水色も新緑を思わせるような微かに碧色をしている。上の画像にあった、小さな葉の折り重なる色に、とてもよく似ている気がする。青臭さは感じるけど、2煎目以降はそれも無くなり、舌の付け根あたりで、ほわっとした甘さを感じる事が出来る。前のエントリーにあった、
海風號の
特閩ほどは強い戻り香ではないけれど、柔らかく丸い感じのもの。余韻を楽しむ時間は長い。その余韻を楽しむ時間が長い程、口に運ぶ間隔が更に長くなる。長い沈黙の間に、ぐんぐんと強くなる戻り香。じっくりとお茶と向き合う時に、飲みたいお茶だと思う。
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